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レッスンはサバイバル
オーディションとジャニーさんとの出会い
その日、僕は日本テレビの別館にいた。
はじめに
「やっておけばよかった」
最近、ハマっているという程ではないが、ゴルフをしている。とは言っても、コースに出たのは十回ちょっと。腕の方もまだまださっぱりだ。光GENJIのメンバーの中では、大沢君、諸星君は当時からゴルフをやっていた。
海外ロケの時もマイクラブ持参で、空き時間にはスタッフとコースに出ていたな。そんな彼らを「大人だなあ」「芸能人っぽいなあ」と見ていた僕はと言えば、本当はマイ釣り具を持っていって釣りをしたかったんだけど、メンバーで釣りをする人が誰もいないので、結局海で遊んだり、ショッピングをしたりといった時間の過ごし方をしていた。
今になって思えばだが、あの当時からゴルフをやっておけば、今頃そこそこ上手くなっていただろう。また、釣りは自然と楽しむものだけれども、ゴルフを人と楽しむものだから、ゴルフを通じた大人の社交術も出来ていたかもしれない。とは言っても、当時はまだ子供だったので「どうせゴルフクラブ持ってないだろ」と最初から相手にされてなかったんだけどね。
そんな中、一度だけメンバー全員でハワイでカツオのトローリングに行ったことがある。これがバカに釣れて、交代しながら3キロクラスのカツオを何本も釣り上げた。ほとんどは市場で売ってガス代にしてもらったが、1本だけホテルに持って帰ってきた。
「山本、魚好きだろ」と、当然そいつは、大量の氷と共に僕の部屋のバスタブの中に。その後、レコード会社の偉い人がどこからか包丁を買ってきて、その場で捌いてくれた。
「うわー、刺身だー!」
「新鮮?!」と、メンバー全員大喜び。
僕はと言えば、普段は釣りに興味がないメンバーが、魚と格闘している姿が何よりも嬉しかった。もしかしたら、これでメンバーの誰かも釣りの魅力に気づいて、釣り仲間になるかもしれないから。
でも、結局日本に帰ってから、「釣りに行こうよ」と誘っても、誰ものってくれることはなく、
「なんだよ、みんな都会派だなあ」と、ぶちぶち言いながらも、僕は釣りに行き続けた。
やっぱり釣りは素晴らしいし、今でも大好きだ。でも、やっぱりゴルフもやっておけばよかったな、なんて少し思う。コースに出た時はね。