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オーディションとジャニーさんとの出会い
その日、僕は日本テレビの別館にいた。
はじめに
「光GENJIを卒業して男を磨く!」
23才で光GENJIを卒業した秋、「世界ウルルン滞在記」という番組で、アフリカのマサイ族の家にホームステイして、男として磨きをかける、という仕事が来た。「大丈夫?」というスタッフに「趣味がアウトドアなんだから全然オッケーだよ」と二つ返事で答えた。実は僕にはどうしてもアフリカに行ってみた理由があったのだ。
以前誕生日にスタッフから一列に並んだキリンが満月の夜歩いている絵はがきをもらった。知る人ぞ知るキリン好きとしては、「絶対この景色を自分の目で見たい!」と以来2年間くらいずっと思い続けていたのだ。そこにこの「ケニア行くよ」という話。当然、そのはがきを持っていそいそとアフリカへ、のはずだったが、まずびっくりしたのが、行くまでがかなり大変。黄熱病にA型肝炎、コレラ、マラリア、予防接種を打ったり薬を飲んだり、なかなか忙しい。
そんなこんなで2日かけてナイロビに着いたが、そこはビルばかりの大都会。動物なんて影も形もない。「本当にキリンに会えるのか?」と不安になりつつ、道なき道を走ること8時間。なんと大都会ナイロビを出て僅か30分くらいで、すでに目の前にはサバンナが広がっている。真横をヒヒが歩いていたり、シマウマが歩いていたり、ちょっと高い所から眼下に広がる一面の茶色いサバンナを見下ろしたときには「とうとう来た!これだ、これだよ、僕が憧れ続けたアフリカは!」と、『ジャングル大帝』のオープニングそのままの景色に大感動。
興奮しっぱなしの8時間後、ようやくホームステイ先についた。牛の糞で作ったマサイ伝統の家で待っていてくれたのは、ジャクソンという僕と同い年のマサイの青年だった。このジャクソンと僕の間にこの後、深い友情が生まれるわけだが、その前に着いたその日の夜、いきなり僕は肝を冷やすような出来事に遭遇した。それについてはまた来週、書きたいと思う。